永上裕之のネタ帳

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「話が噛み合わない」時に考えたい問題解決の5つのステップ

最近思うのが、「話が噛み合わない」状態を解消できる人というのは、仕事をスムーズに進めることができ、さらに、人生を豊かに過ごせるんじゃないのかなと思っています。相手側に

・最初から悪意がない人

・胸襟を開いて話をできる心の余裕がある状態

ということが前提となりますが、基本的に話が噛み合わないのは「こちら側の処理能力」が上がっていけば、比例して短時間で解決が出来るようになると思っています。

その際に大事な考え方として、「アサーティブコミュニケーション」と言い、「相手が間違っている!!自分が絶対的に正しいんだ!」と決めつけず、「相手の意見を尊重し、自分の意見を疑う」ということが重要だと思っています。

例えばですが、「自分は絶対に間違っていない!!」と思って反論をする前に、感情的に勢いで発言するのでなく

・相手の意見を100%正確に理解できているか(脊髄反射的に反論していないか)

・相手の立場に立って反論ができているか(+メールならば誤字がないか)

などを考えることが重要だと思います。

ただ、このようなことで解決しない場合、根深い問題である可能性がありますので、下記のような4つの順番で手前から徐々に「誤解」を解いていくのが良いのかなと思っています。

1:相手から見た、「こちらの認識」を正確に確認する

大前提として、相手の認識は正確に理解する必要があると思います。そのため、脊髄反射をしないためにもメールであれば3度以上見直し、口頭であれば「私の理解力不足で申し訳ないのですが、私の方で正確に理解できていないと思いますので、もう1度教えてもらえますでしょうか。」というようなコミュニケーションを1度行った方がいいと思います。

それでも解決しない場合は、こちらの主張を一方的にするのでなく「なぜ、私が〇〇という(アナタと違う)意見を言っていると思われますか?」(シーンによって表現が悩ましいですが)というコミュニケーションをした方がいいと思います。

こうすることで、「相手の認識」と「相手から見たコチラの認識」が正確に理解できると、誤解が解ける可能性が高いのかなと思います。

2:信頼関係の問題(〇〇さんだから噛み合わない)

「個別の意見」のすり合わせを行っても誤解が解けない場合は、そもそも「〇〇さんが言っているか」という発信者(自分)の問題も疑った方がいいのかなと思います。

もしかすると、「個別の話」と全く別のところで、腹に据えかねることが原因であれば、まずはそちらの話を解決する方が優先だと思います。

3:メタメッセージの理解不足

<2>は、「個別の話」とは別の話ですが、「個別の話」に対してもメタメッセージといい「言葉に隠された裏の(本音の)メッセージ」がある可能性を考える方がいいのかなと思います。

その為、いま議論している「個別の選択」の話はどっちでもよくて、本当に言いたいことが別のところにあるの可能性も考えた方がいいのかなと思います。

4:問題を解決する「公式」が違うから「解」が違う(文化や経験の違い)

<1>~<3>を踏まえても解決しない場合は、もっと大きな視野で考える必要があると思っています。具体的には、「その解(選択肢)を選んでいるまでの思考回路」において食い違いがある可能性です。

例えば、私の経験で言うと、私はサラリーマン時代、計3社で働いていたのですが、会社によってポリシーやカルチャーなどが微妙に違うと感じました。

その為、仕事で言うと「職歴」「社歴」「役職」などで、問題を解決するときに用いる「公式」が違います。そのため、当然、「今話している選択肢の解」も違ってきます。

ここはお互いのことを深く理解するためには、より深い部分まで遡って解が違う部分を探っていくことが相互理解に繋がるのかなと思います。

5:スタートラインである「価値観」が揃っていないと、「解」が違う

最終段階なのですが、<4>の問題解決に用いる「公式」が噛み合っていても、「価値観」という1番最初のスタートラインが違っていると、そもそも「大きなゴール地点」が違うので、選択基準も変わってくると思います。

 例えばですが、「政治哲学」であったり、

これからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

これからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

 

「教育哲学」であったり、

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

 

 の本を読んでもらえると、この2つだけでも違いが分かりやすいのですが、色々な価値観の選択肢があることがわかってもらえると思います。

もう少し大きな規模で言うと「なぜ人は生きるか?」「なぜ仕事をするか?」みたいなものの考え方が違うことで、「解」が全く変わってくると思います。

例えば、事業選定の際に個人としての哲学があり、その結果、会社に対して

・売上を上げることが最重要

・市場規模を拾上げることが最重要

・社会への貢献度が最重要

というような形で価値観の差があると、選択肢を考えるときに

「<売上を上げることが最重要>という基準で話してたけど、そうじゃなかったんですね!それは確かに嚙み合わないですね!」

というような相互理解が進むのかなと思います。

 

以上です!私も、まだまだ模索中ですので、現時点で考えるステップですので、また変わるかと思います。

ただ、何歳になっても「自分の意見が絶対的に正しい」という風に考えてしまうと、このようなアサーティブコミュニケーションはできないので、その点は大事にしていきたいと思います!