永上裕之のネタ帳

「メンズファッションプラス」、「非モテ+」と言うサイトを運営しています。日々、奮闘して頑張っております!

ここ1、2年の死生観の変化にとも、マーケットイン型からプロダクトアウト型のビジネスモデルに興味が一転してきました。

もうあと4か月ぐらいで、30歳になります。

そういう年齢の変化も含めなのですが、もともと「超心配性」という性格も相まって、「死」について意識することが増えてきました。

それは、特にネガティブだったり、深い意味でなく、「人はいつか死ぬ。では、どう生きるか。」的な、普通な話です。

そういう意味で、ここ1、2年「死」について意識をすることで「死生観」の変化がありましたが、その変化について可能な限り価値中立的に変化をお伝えし、そのうえで、ビジネスモデルへの興味の変化について書いていければと思います。

死生観の変化は「他人の価値観の上で生きるには、もう残り人生は長くない。」ということ

まず、前提として私は特に健康面で大きな問題はありません。ただ、仮に120歳まで生きたとして、残り90年の人生としても、

「残りの人生はそんなに長くない」

と思っています。

それは今の判断スピードやアイディアや実行力が維持できる限界を色々な諸先輩方を見ていると、コアに活動できる期間というのは限られていると思っています。

(もちろん、医学などの進歩により、その期間が延びるのはすごい期待していますが!)

そういう意味で、残りの人生が○○年というよりは、「大好きなビジネスを第一線でできるのは○○年」という年数に対しての意識を強くするようになってきました。

そうなってくるとどうなるか、という例えとして、よくあるのが、新卒の就職先として「両親が”安心”してくれる就職先・至上主義」により新卒の就職先を決めた人が、数十年後に、「あれ?学生時代に両親からあんなに○○に就職しないと自分は幸せになれない!的なこと言われてたけど、楽しい仕事ってもっと色々と選択肢があるし、自分の人生の残り短い人生も、全て両親の安心のために働くものなんだっけ・・・」と思う現象に近いと思っています。

とはいえ、「ビジネスの型を覚える期間」も大事ですので、個人的には「1年目から好きなことだけをやって生きていく!」という選択が、トータルの人生において結果的にやりたいことの最大化ができるかは少し疑問ですが、私の場合、webサービス提供歴は16年、ビジネスマン歴は10年ですので、そろそろ残りの人生は自分がやりたい選択肢を選んでいければと思っております。

その結果、マーケットイン型からプロダクトアウト型のビジネスモデルに興味が一転

前回のブログで、

blog.egachan.net

というものを書きましたが、死生観が変わることで、結果的に色々なものへの興味も変化してきています。

私はこれをいわゆる「経営哲学」というのかと思っておりまして、

 

blog.egachan.net

に書いた、

・株主資本と利益剰余金についての考え方
・KGIとして売上至上主義、利益至上主義、PV/インストール至上主義など、どこに重きを置くか
・(30歳を超えた社長の場合)社長個人の仕事のモチベーションは何か?
・10年後の会社の目指す会社の広い意味での規模感(事業内容ではなく)

といった項目以外にも、

・BtoBと、BtoCどちらに軸足を置くか

・マーケットイン型、プロダクトアウト型どちらに軸足を置くか

なども大事だと思っています。

この、マーケットインとプロダクトアウトというのは、

 マーケティングを勉強したことがない人でも、「プロダクトアウト」と「マーケットイン」という言葉は聞いたことがあると思います。改めて説明するまでもないかもしれませんが、念のために確認しておくと、一般的に「プロダクトアウト」というのは技術や製造設備といった提供側からの発想で商品開発・生産・販売といった活動を行うこと、「マーケットイン」とは市場や購買者という買い手の立場に立って、買い手が必要とするものを提供していこうとすることを指しています。

引用:https://www.jri.co.jp/page.jsp?id=6918

が分かりやすいのですが、IT業界でいうと、

<マーケットイン>

・(スマホからガラケーへの出荷台数推移の図を出して)「現在、スマホの出荷台数は劇的に増えており、スマホの出現により隙間時間の活用時間が増え、可処分時間が増え、この時間の奪い合いになります。その為、当社では電車の移動時間などでも活用できるアプリは何か。ということを考え、その結果...」

・「現在の世の中では、××のような課題を抱えており、その××課題を解決するために...」

 

<プロダクトアウト>

・(当社の場合で言うと)「当社の企業理念は、~世の中から「さみしい」をなくす~で、服装による足切りによって恋愛に失敗してしまうという現象を世の中からなくすことで、結果、世の中のさみしいの数を減らす一助となると考えている。そのため、上級者レベル向けでなく、初心者向けの可能な限り使いやすいファッションサイトを、作りたい!」

・「私は、週に4日ぐらい○○に行き、××をして遊んでいます。この××は現在はまだ趣味ではありますが、この××がビジネスになり、もっとより多くの人がこの遊びを楽しんでほしい!と思い、思い切ってサービスを開始しました!!」

 

という感じだと思います。

このプロダクトアウトというのは、実は周りでおススメしてくれる人というのは少ないと思います。そして、その型を体が覚えてしまい、自分の内なるやりたいことがあるのに、マーケットイン型を続けてしまう。という人が多い気がしています。

その現象の理由を、分析してみたのですが、これはアドバイザー側の肩書にもよると思うのですが

<投資関連・コンサルタントのアドバイス>

(これはしっかりと調査できていないので、あくまで仮説ですが)いわゆる、MBAといわれるような経営について体系的に勉強をされる場合、マーケットイン型の内容が多いのかなと思いました。

※あくまでこれは、web上のインタビューなどを見ている印象ですが「世の中の課題を解決するのがビジネスだ」「市場規模から逆算してビジネスモデルを考えるべきだ」「今、××業界がアツい」というような言葉をよく見かける印象があります。

<経営者の先輩のアドバイス>

これは私自身の実体験なので、そこまで外れていないと思うのですが、仮に誰かにビジネスモデルについて相談されたとしても、

・基本は、「自分のやりたいこと(プロダクトアウト)」を、相手のやりたいことと脳内で勝手に変換してしまい話してしまう。(自分がやれない部分を、託したくなる?)

・マーケットイン型の話の方が、どう考えても頭よさそうに見える(相手のリアクション至上主義/実利度外視主義)

なのかな、と勝手に思っています(笑)

 

ただ、全体の大きな理由としては、

「自分は、どうしてもこれがやりたいんだ!!!」

と心の底から思えるものに、出会うには脳内で一定の決まった思考ルートを経由する必要があるお思っていまして(これに気付くのにすごく時間がかかりましたが...)、一歩間違えると、

blog.egachan.net

にも書きましたが、

 「ホームラン狙い ✖︎ イノベーティブな事業」スタイルの組織のみがスタートアップの成功スタイルであるという考え方

という、「ホームラン狙い ✖︎ イノベーティブな事業」ということが、「自分の中で唯一のやりたいことだ!!」という勘違いを生んでしまう可能性もあると思っています。(もちろん、10年後もそれが本当に心の中からやりたいことだ!と、思い続けれていれば、それは本当のことかもしれませんが。)

私ももともとは市場環境を分析して、狙い撃ちして、ビジネスを当てる!という「手段」自体が好きなタイプだった

最後に、このプロダクトアウトというものが私にとっての「残り少ない人生におけるやりたいこと」であるということに至った経緯を説明したいと思います。

まず前提として、私ももともとは「心の中から湧き出てくるような、やりたいこと!」というのはありませんでした。さらに、ビジネスマンとしてのスキルにも興味があり、色々な本を読みましたし、「分析人間」ですので、

・PV数 → UU → アプリインストール数→ MAU という風な投資家の方が重要視するKPIの変化を、記事などから分析し評価されるKPIや、業界などに寄せに行ったり

・ビジネスのバズワードといわれるものに乗っかかりサービスを考える

ということをし、それが狙い通りヒットすると非常に嬉しかったです。

ただ、「死生観」が変わるにつれ、

・他人の評価の土俵(他人が決めたKPI)の上で頑張ることへの疑問

・一線で働けなくなってから、自分の過去を振り返ったときに、仮に他人の土俵で成果を出し続け、結果手元にすごく沢山お金がある状態よりも、仮に手元に貯金が1円もなくても、自分が心の中からやりたい!と思って作った、プロダクトやサービスが世の中に提供され続けている状態であることの方が幸せであるではないか?という疑問

という、根源的な部分に疑問が沸いてきました。

もちろん、マーケットイン型のビジネスモデルも非常に重要ですし、それが結果的に自分の「心の内から湧き出てくるやりたいこと」と結果的に一致する可能性や、私のように「心の内から湧き出てくるやりたいこと」を続けお金を儲けれないというのは、結果的に逃げであるから、あなたは尊敬できない。といわれることもあるかもしれません。

ただ、繰り返しになりますが、仮に他人にそのように思われたとしても、今の心境としては「自分の残りの人生はもうそんなに長くないんだから、自分の魂の声に従って生きたい!」と思っている。というのが、今の心境です。

 

が、今後どうなるかはわかりませんので、あまり追い詰められているテンションということでなく、ナチュラルに今現在はそう思っている。程度の内容でした(笑)

長文お読みいただき、ありがとうございました!

これは逃げ?進化?30歳を目前にして、「売上だけの話」や「儲かるビジネス」などの話を聞いても、興味が持てなくなってしまいました。

ちょっと記事タイトルだけだと、分かりづらいかもですが、23歳で脱サラをし起業をしてから、経営を通じて色々と大変なことや、感動したことが沢山ありました。

その中で、時を同じくして起業した経営者コミュニティにおいて、今思うと、少しお恥ずかしい話ですが、

「前期、売上どれぐらいいった?」

「最近、うち儲かるビジネス見つけたんだよね!」

というような会話が頻繁に交わされていた時期がありました。(同じ時期に起業すると、よーいドン!が一緒な仲間なので、共通の話題として立ち上げ当初は盛り上がるテーマなんだと思っています。)

※儲かるビジネスと言っても、怪しいものでなく、例えば、ガラケーのサイト作成をする。とか、就活イベントを開催するとか。そういうbtobビジネスの類のものでした。

 

ちなみに私は当時から、非モテ+というSNSサイトを起業前から運営しておりましたが、周りはbtob(法人向けビジネス)がメインの会社が多かったこともあり、いわゆる「売上目標!」というようなバリバリの経営の話などには私は疎い存在で、自社でwebサイト制作の受託業務など一部行っていたものの、基本的には自社サービスの改善や、新サービスのリリースを続けているという日々でした。

ただ結果として、btoc(個人向けサービス)の方はなかなか売上が上がらず、サービスのアクセスは伸び、サービスの質は向上していると思っても、「売上」などの基準に置き換えると、そこは苦しいものがありました。

そこで結果として、

blog.livedoor.jp

のような形でピボットをすることになりました。

ただピボット後は、奇しくもベンチャー界にはファイナンスブームがあり(と、個人的に感じていただけかもですが。)、周りのbtocサービスの運営会社は、売上が上がる前段階から億単位の資金調達をしており、「売上」でなく「ファイナンス」という評価軸などもクローズアップされるという流れがありました。(という風に、個人的には感じていました。)

そういった経緯で、簡単にいうと、同じような時期に設立された会社と比べた時に、「経営」「売上」「ファイナンス」などに対する劣等感を感じ、コンプレックスに感じていた時期がありました。

さらに、当時は(広い意味で)ファイナンスのご相談などを色々な人にさせてもらっていた時期で、極端な表現ですが、ファイナンスのためだけの話をしていると「売上」「営業利益」「経常利益」「純利益」という項目だけで会話をしているような感覚に陥り、私が日常的にしてきた、「こんなサービス作ったら面白くないですか!?」といったトーンの未来の話や、過去の実績についても「売上に現れていない、”価値のあるモノ”」(サービスの質や、世の中に提供している価値や、潜在的なサービスの価値などなど)についてを語っても、暖簾に腕押しな感覚を非常に味わっており、やるせない気持ちになっていた時期がありました。

今思うと、この点は完全に自分が逃げていたと感じていまして、その時に学んだことは非常に大きく活きています。が、当時は相当つらかったです(笑)

この件は結果的に、

blog.egachan.net

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などじゃないですが、一定の論理的な整理ができ、自分なりの会計に関する独自のモデルも確立し、自分なりの心の整理はでき、一段落しました。

ちなみに起業後の心境の変化について、詳しくは、

www.egachan.net

にも書いてありますので、よろしければご覧いただければ幸いです<m(__)m>

そんな日々を過ごしてきたのですが、つい最近、心境の変化がありました。

上記の件などに悩みつつも、一段落し、数年生きてきたのですが、30歳を目前にして、新たな心境の変化がありました。

それは最近、私が提唱している、

blog.egachan.net

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にも関連し、30歳を超えてからの「(個人としての)仕事のモチベーションの明確化の重要性」にも繋がってくるのですが、結論から言うと、

「あんなにコンプレックスに感じていた、周りとの(単純な)売上の比較や、規模の比較などに興味が薄くなってきてしまった。」

というものです。

ただ、ここで少し議論が分かれるのですが、「そもそも、他人と競争すること自体が健全でないので、今の心境が絶対的に正しい。」という話もあると思うのですが、ここはバランスだと思っていて、経営者として、「負けん気」が強いことも重要なことだと思っています。また、だからと言って、「自社の成長(売上含め)」に興味がなくなったわけでもないです。

どちらかというと、他社の話を聞いても、比較することができないものに感じ、あまり噛み合わなくなってきてしまったというニュアンスです。

これは、今の自分の心境の変化であるのですが、一方で、客観的に聞いてみると、「それって、逃げなんじゃない?」「単純にタイプとして、ナンバーワン思考から、オンリーワン思考に変わっただけ」という風な考え方もあると思いますし、難しいなー。と思っていますが、現状はそういう風な心持であります。

(最後に)じゃぁ、何に興味があるの?

じゃぁ、何に興味があるかというと、シンプルに言うと、企業理念である「世の中から「さみしい」をなくす」の実現に向け、1日1日を目標達成に向け愚直に歩んでいくことは非常にやりがいがあり、「もう、これしかない!」という感じです。

この心境の変化は、最近気づいた変化でして、根の深い話ですので、人生の先輩方にオーセンティックバーなどでじっくりと、ご指導を受けたい内容です!!ぜひ、よろしくお願いします!

経営者としての考え方の分かれ目になる項目について

今回は、最近書いている、

blog.egachan.net

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の、私が考えている説に関連してですが、例えば、「ガムシャラに頑張る!」という言葉は非常に耳障りがいい言葉ですが、10代の人が言うのと、30代の人がいうのでは、受け取り側の印象が違ってくる気がします。

10代の人が言うと、「(頑張り方が分からないけど、行動しないと何も掴めないから)ガムシャラに頑張る!」というポジティブに受け取られると思いますが、

30代の人が言うと、場合によっては、「(何を頑張ればいいかの、勘所がわからないので、とりあえず)ガムシャラに頑張る!」とネガティブの意味でとられてしまうこともあるのかなと思います。(もちろん、新しい分野でチャレンジするときの、ガムシャラは逆に、同い年の人に比べ相対的に行動力があるというポジティブ評価もあると思います。)

そういう勘所というような意味で、私が最近注目しているのは、「経営者としての価値観や考え方の分かれ目になる項目」だったりします。

分かりやすい例で言うと、「10年後に従業員数はどれぐらいの規模をイメージしていますか?」という問いのように、正解はないんだけど、色々なケースを想定し、ある程度、事前に方向性を定めておいた方がいいよね。というような項目だと思います。

今回は、そういった項目をいくつか書き出してみたいと思います!

経営哲学について

ブログを書くとなると、「よしっ!書くぞ!」と気合を入れる必要があるのですが、twitterだとその心理的負荷が低いので、最近はtwitterに思いついたことをつぶやくようにしていて、今後はtwitterの引用でブログを頑張ってみたいと思います(笑)

 という流れで書いたのですが、

・株主資本と利益剰余金についての考え方
・KGIとして売上至上主義、利益至上主義、PV/インストール至上主義など、どこに重きを置くか
・(30歳を超えた社長の場合)社長個人の仕事のモチベーションは何か?
・10年後の会社の目指す会社の広い意味での規模感(事業内容ではなく)

などです。

経営者がフロントに立ち生涯いくつの事業にコミットするか、または会社としていくつの事業にコミットするか

newspicks.com

佐藤:それよりも、もっと高次元なことがしたいんです。亀山さんだって、たとえば、もう1次元あったら行きたいと思いませんか?

亀山:え? もう1次元?

佐藤:その次元では人間が空を飛べたり、時間を自由に行き来できたりするかもしれない。そこに通じる道が見つかったら行くでしょう。

亀山:かもしれないね。でも、たとえば「明日ガンで死ぬ」となったら、いきなり世の中が光り輝いて見えるかもしれないじゃない。葉っぱがキラキラしていたり、雲が流れているだけで泣いちゃうかもしれない。

そういう精神的な変化だって、別の次元に行ったのと同じだと思うけどな。結局、俺たちは頭のなかで別次元に行くしかないんだから。佐藤さんは本当に、4次元とか5次元に行けると思ってるわけ?

newspicks.com

「8割の理解」で次に行きたい

亀山:佐藤さんのいう「8割の理解」とは、ある科目で80点とれたら次の科目に行きたいってこと?

佐藤:そういうことです。社会や人間でさえ、自分にとっては2割なんです。掘り下げるとすごくおいしいものが詰まっているかもしれないけれど、理解する意欲がわかない。向こうに違うものがあるなら、その80点を取りに行きたいです。

亀山:俺が危惧するのは、その8割をあちこち見てまわっても、結局、コアな部分はわからないことだよ。

いろんなアルバイトを転々として「俺は飲食店もやったし、建設業もやったし、なんでもやった」っていうけど、結局ただの作業しか任されてないから、表面しかわかってない。そんな人よくいるよね。

佐藤:人のメカニズムと、物理・生命のメカニズムといった、人間以外のものがどう似ているのかが気になっています。人間のことよりも、地球の外の世界や世の中の仕組みに興味があります。

そして、これとこれは似ている、これは長方形と思ったら円だったと発見したときは、すごく興奮します。

亀山:なんだか学者みたいな好奇心だね。俺の好奇心はもっと俗っぽくて、「どうしたらもっとモテるかな?」とか。

たとえばコンビニの店員の女の子がお釣りを渡すとき、ニコッと笑いながら俺の手を両手で包むようにしてくれたら、「ああ、今日はこれで1日幸せ!」みたいなことってあるじゃない。

佐藤:いえ、ないですね。

亀山:げっ? そうか、ここで俺たちの道は分かれるんだな(笑)。

佐藤:同じものを見ていても、どこにピントが合っているかの違いですよ。私はそのコンビニの店員が手を握ってくる構造に興味がありますね。どういう原理でそうなるのか。次のお客にもそれは再現可能なのか。

という対談が非常に興味深かったです。

こちらの対談は個人としての興味の話ですが、 会社における事業領域の広さなどは、こういった経営者の性格などが影響してくるのかなと思っています。

ちなみに、私などは性格的に、麒麟・田村さんの「味の向こう側」じゃないですが、物理的なものというよりは、人間の内面的な方向に興味が向かっているので、会社の企業理念も「世の中から「さみしい」をなくす」という風になっており、非常にしっくり来ています。

また、

じゃないですが、「一点突破、全面展開」というのは、ベンチャー企業にリソースの集約は非常にに大事だと思っています。ただ、どうしても、やりたいことって増えていってしまうんですよねぇ。。(笑)

そういう意味で、facebook、ファーストリテイリングさん、スタートトゥデイさんなどは会社規模に対しての事業規模数が非常に集中されていて、素晴らしいな!と思っています。

30歳を超え「成功という名の失敗」をした人が、セカンドチャレンジをするか否かの「分かれ目」についての考察

blog.egachan.net

こちらのエントリーに続いてですが、前提として、

・そもそも、私自身が成功をしているとは毛ほども思っていない(連帯保証をしている会社の借金もまだまだありますし…)

・ただし、30歳以降の起こりうる事態を今からシュミレーションしておくのは重要なことだと思っている(私は専門卒ですが、大学に行くか否かは、もっと事前に考察しておけばよかった。。と、今でも後悔しています…)

ということでご理解いただければ幸いです<m(__)m>

その上で、今回は、様々な経営者の方の発言をもとに、自分なりに考察を深めていきたいと思います。

「成功という名の失敗」

これは最近、1番好きな言葉なのですが、柳井正さんの書籍にて使われていた言葉です。また、

一勝九敗 (新潮文庫)

一勝九敗 (新潮文庫)

 

の、 246Pの、

お客様のことを考えずに、小さな成功で満足してはいけない。本当は大した成功ではないのに、自分が相当大きなことをやり遂げたような錯覚をしている経営者もよくいる。若くして成功したので、その次に何をしたらよいのか分からない人も非常に多いと思う。成功したという意味合いではなくて、むしろそれは「成功したという失敗」なのではないだろうか。成功したと錯覚している人にとって、その成功は明らかに失敗だったのだとぼくは思う。

などは今回の考察のヒントになるのかなと思っています。

「想い型」ではなく「責任感型」

dena.com

こちらのエントリーも非常に参考になります。

「よく途中で投げ出さなかったね。どうやって気持ちを強く持ち続けたのか」という質問を受けることが多いのですが、正直そんなことを言っていられる立場ではなかったです。とにかく責任を全うしなければという意識以外には何もなく、事業一つひとつに個人的な思い入れがあるとかないとかに関係なく、全力を尽くしてきました。

このように「想い型」ではなく「責任感型」。そう自分を分類しきっていた私に転機が訪れます。ものすごい無責任退任をやらかしたのです。

2年間現場から退いたことで得たことも失ったこともありますが、一番の大きな変化は、ヘルスケア事業に対するとてつもなく強い「想い」が芽生えたことです。

「想い」により突き動かされる事業リーダーがいいのか、冷静な責任感型がいいのか、単純な答えはないと思います。事実、この事業はまだ成功とは言えない状態です。それに私自身、以前と異なる姿勢で仕事をしているわけではなく、プロフェッショナリズムについては、これまでと同じ厳しい水準を持って仕事に臨んでいます。

ただ、この年にして「これが私のライフワークになるのかな」と思える事業に出会えたのは幸せでした。 

・「好きなことを仕事にする」 or 「儲かることを仕事にする」

・「好きなことをして売れないバンドマンを目指す」 or 「好きじゃないことをして売れるバンドマンを目指す」

のような分類に近いなと勝手に思っているのですが、「思い型」と「責任感型」と、どちらのタイプが自分にとってフィットするか。というのの見極めも、30歳を超え「成功という名の失敗」をした人が、セカンドチャレンジをするか否かの「分かれ目」の1つの重要なポイントなんじゃないかと思っています。

50代で完成させ

孫さんが19歳のときに決めた目標で、

20代で名乗りを上げ(会社設立)

30代で軍資金をため

40代で勝負(買収)

50代で完成させ

もうすぐ60代。後継者にこれらの事業を引き継ぐ。

 引用:孫正義の経歴がやはりすごすぎる!!名言や考え方から学ぶ成功方法!

 というのがありますが、これは

・「起業は手段である」 or 「起業が目的である」

的な話に近いのかなと思っていまして、もちろん、完全な0、100の話ではないと思うのですが、孫さんの「何のために仕事をが頑張るか」というものが垣間見れる目標なのかなと思いました。

「会社を大きくしようというような野心はあまりないのです。」

systemincome.com

前澤さんは、「競争は大嫌い」と名言されている方で、上記の名言集の中の、

会社を大きくしようというような野心はあまりないのです。ただ、僕らの会社がメジャーになることによって世界がいい方向に変わるなら、大きくなることを躊躇する理由はありません。その場合も、基本はあくまで自然体です。そんな僕らを見て、自然体の会社が増えれば、世の中は絶対に良くなります。

成長に限界って、必ず来るじゃないですか。永続的な成長なんてありえないと思ってるんです。上場企業を経営している人間がこんなこと言うと、怒られちゃうかもしれないですけど。

売上は二の次です。社員が楽しければ、おのずと売上が増え、利益が生み出されると信じています。その証明をこれまでもしてきたつもりだし、この先も続けていくつもりです。

僕は必ずしも経済的な成長だけが正解だとは思えない。経済成長を追うあまり、社内から不平不満や犠牲が出てしまうようではいけない。

などなど経営や事業に対する考え方が垣間見れ非常に勉強になります。

月並みな言葉ですが、パターンを知り、自分を知る 

少女ファイト(13) (イブニングコミックス)

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 の、

「他人の評価で自信を作るとそれが消えた時どうしようもなく揺らぐ」

というセリフじゃないのですが、経営者としてどのような経営哲学を選択していくかを考えた際に、無意識のうちに出来上がっていた固定観念(パラダイム)に操られるのでなく、A/Bテストのように経営者個人や組織としてのどのようなパターンかを自分の頭で考え、どこが1番の「ツボ」なのかを探るのが重要なのかなと思いました。

この20代は「なぜ頑張るか」などを考えなくても、快感的に楽しく仕事ができていても、30歳を超え前エントリーのような条件が揃うと、

「それであっても、○○のために、もう1度苦しい思いをしてもチャレンジをする!」

と思えたり、もっと究極は制度設計として無理がないものになっており、「苦しいと思わない」状況が生み出せるのかなと思います。

当然、上記の経営者の方の話だけとっても、十人十色なわけで、自分なりの答えを見つけるのは非常に難しく、深いことなんだろうなと思っています。

ただし、全体の共通点として、「個として(経営者、個人として)の向上心」というのは必須なんじゃないかな。と思っています。

ameblo.jp

の、

あ、ここで大事な事はこれを苦しいと思う人は向いていないかもしれないってことだ。私は正直他の何よりも仕事に集中している時間が好きだったし、新しい技術を開発したりするのが面白かったのだ。

じゃないですが、方法やニュアンスは違っても、「努力すること」「変化していくこと」「成長していくこと」を否定している人は誰もいない のかな。と思います。

そういう意味では、考察を深めていくと「違い」もですが、「共通点」も見えてくるのかなと思いました。

私自身も30歳なるまでに、30歳以降の自分なりの発射角度をなんとか模索できればと思います!頑張ります!