永上裕之のネタ帳

「メンズファッションプラス」、「非モテ+」と言うサイトを運営しています。日々、奮闘して頑張っております!

ライフハックだと超定番の「優先順位 × 緊急度」の4分類タスク管理が今更ながら超重要だと気づきました。

ビジネス書やライフハック好きな人だと超定番だと思うのですが、

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このタスク管理の分類表って有名かと思います。

たぶん、この表と出会ったのは約10年ほど前だと思うんですが、3周ぐらいして最近、改めてこの表の重大さを感じています。

でも、こういう「もうこれについては、完璧にできたんじゃないか。」と思って通り越したものが、自分の経験が積み重なっていくことで、自分の浅はかさに気づくことってあるんじゃないかと思っていまして、最近、そういう事態にならないように今まで以上に謙虚に生きないとなと思っています。

「完璧です!」というのは恥ずかしい?

例えばですが、30歳を手前にして思うのが、

・20代前半で疎かにしていた「基礎」を今から修正していこうと思うと、時間がかかる。(一説には、ダメな習慣を過ごした時間と同じだけの時間が修正するのに掛かる)

・「できてる!」と思ってたことには、目に見えていない次のフェーズが必ずある。

ということで、個人的に分析好き人間としては「アクセス解析」や「管理会計」などは、「おお!!これや!!!」というオリジナルの分析手法を編み出した!と思っても、半年後にさらに1/2の工数で分析できる手法などを見つけたりします。

だから、「これで完璧です!」なんてことは口が裂けても言ったらだめで、そんなことを言ってたら、絶対にいつか恥をかくなーと、常に自分に対して思っています。

それは、分析などの数値化された分かりやすいことに限らず、

・仕事(経営)

・恋愛(モテ)

・人間関係(コミュニケーション)

等に関しても、同様だなーと思っていまして、「こうやればモテる!」とか、経営者の方の「こうすれば儲かる!」というような文章をよく目にするのですが、各々は「完璧だ!!」と思っていて発言しても、

 


じゃないですが、周りからは、逆に「成功したという失敗」と思われている場合もあったりして、

 じゃないですが、日々精進していきたいと思います!

「燃え尽き感」に関する非常に参考になるエントリーを発見しました!

blog.egachan.net

blog.egachan.net

にも書いた、個人的に非常に恐れている、「燃え尽き感」に関して非常に参考になるエントリーを見つけました。

newspicks.com

経済的にも満たされ、高級住宅地に家も買った。しかし、社会的な成功を味わった途端に「燃え尽き感」に襲われるようになり、恵まれた状況を維持していくことしか考えられなくなったという。

周囲の社員にも「あのころは一人で仕入れルートを開拓してきた」などと、過去の自慢話を聞かせ、成長せずに止まっている自分をバレないようにごまかしてきた。当然、未来に向けた新規投資を行うこともなかった。

そのツケは2年後に回ってきた。50億円程度あった売り上げが、突然40億円に減少したのだ。

これによって、「仕事をする際には『楽しいかどうか』を優先する。ちょっとアホでちょうどいい」という「ちょっとアホ理論」が生まれた。

 ※有料記事ですので、 詳細は上記記事からご覧ください。

など、非常に現実的な話で、かつ、それを乗り越えたソリューションも明確に示されており非常に面白い記事でした。

マーケットイン、プロダクトアウトに拘らない枠組み

上記の話も関連してなのですが、

newspicks.com

も非常に参考になりました。

<ビジネスの方法>

「好きなこと、得意なこと、誰もやっていないこと」

これを大原則にビジネスを行ってきました。

好きこそものの上手なれで、好きな分野で得意な仕事をすると、高いパフォーマンスを発揮できます。

結果、人々に選ばれる製品やサービスを誰よりも上手に作ることができます。

また、誰もやっていないことをすることで、無意味な競争に巻き込まれず、会社としての存在意義を確立させることができます。

 冒頭の記事も含めですが、どのような「経営哲学」なのか。というのは、こういうシンプルであるが、エッジが効いた判断基準であるというのは、重要なのかなと思いました。

また、前澤さんの判断基準を、あえてマーケットインとプロダクトアウトに当てはめるならば、

好きなこと、得意なこと = プロダクトアウト

誰もやっていないこと = マーケットイン

であり、いい意味で、プロダクトアウト型であり、なおかつマーケットイン型のいい部分も取り入れているのかな。。とか、ちょっと無理やりかもですが、考えてみました(笑)

ここ1、2年の死生観の変化にとも、マーケットイン型からプロダクトアウト型のビジネスモデルに興味が一転してきました。

もうあと4か月ぐらいで、30歳になります。

そういう年齢の変化も含めなのですが、もともと「超心配性」という性格も相まって、「死」について意識することが増えてきました。

それは、特にネガティブだったり、深い意味でなく、「人はいつか死ぬ。では、どう生きるか。」的な、普通な話です。

そういう意味で、ここ1、2年「死」について意識をすることで「死生観」の変化がありましたが、その変化について可能な限り価値中立的に変化をお伝えし、そのうえで、ビジネスモデルへの興味の変化について書いていければと思います。

死生観の変化は「他人の価値観の上で生きるには、もう残り人生は長くない。」ということ

まず、前提として私は特に健康面で大きな問題はありません。ただ、仮に120歳まで生きたとして、残り90年の人生としても、

「残りの人生はそんなに長くない」

と思っています。

それは今の判断スピードやアイディアや実行力が維持できる限界を色々な諸先輩方を見ていると、コアに活動できる期間というのは限られていると思っています。

(もちろん、医学などの進歩により、その期間が延びるのはすごい期待していますが!)

そういう意味で、残りの人生が○○年というよりは、「大好きなビジネスを第一線でできるのは○○年」という年数に対しての意識を強くするようになってきました。

そうなってくるとどうなるか、という例えとして、よくあるのが、新卒の就職先として「両親が”安心”してくれる就職先・至上主義」により新卒の就職先を決めた人が、数十年後に、「あれ?学生時代に両親からあんなに○○に就職しないと自分は幸せになれない!的なこと言われてたけど、楽しい仕事ってもっと色々と選択肢があるし、自分の人生の残り短い人生も、全て両親の安心のために働くものなんだっけ・・・」と思う現象に近いと思っています。

とはいえ、「ビジネスの型を覚える期間」も大事ですので、個人的には「1年目から好きなことだけをやって生きていく!」という選択が、トータルの人生において結果的にやりたいことの最大化ができるかは少し疑問ですが、私の場合、webサービス提供歴は16年、ビジネスマン歴は10年ですので、そろそろ残りの人生は自分がやりたい選択肢を選んでいければと思っております。

その結果、マーケットイン型からプロダクトアウト型のビジネスモデルに興味が一転

前回のブログで、

blog.egachan.net

というものを書きましたが、死生観が変わることで、結果的に色々なものへの興味も変化してきています。

私はこれをいわゆる「経営哲学」というのかと思っておりまして、

 

blog.egachan.net

に書いた、

・株主資本と利益剰余金についての考え方
・KGIとして売上至上主義、利益至上主義、PV/インストール至上主義など、どこに重きを置くか
・(30歳を超えた社長の場合)社長個人の仕事のモチベーションは何か?
・10年後の会社の目指す会社の広い意味での規模感(事業内容ではなく)

といった項目以外にも、

・BtoBと、BtoCどちらに軸足を置くか

・マーケットイン型、プロダクトアウト型どちらに軸足を置くか

なども大事だと思っています。

この、マーケットインとプロダクトアウトというのは、

 マーケティングを勉強したことがない人でも、「プロダクトアウト」と「マーケットイン」という言葉は聞いたことがあると思います。改めて説明するまでもないかもしれませんが、念のために確認しておくと、一般的に「プロダクトアウト」というのは技術や製造設備といった提供側からの発想で商品開発・生産・販売といった活動を行うこと、「マーケットイン」とは市場や購買者という買い手の立場に立って、買い手が必要とするものを提供していこうとすることを指しています。

引用:https://www.jri.co.jp/page.jsp?id=6918

が分かりやすいのですが、IT業界でいうと、

<マーケットイン>

・(スマホからガラケーへの出荷台数推移の図を出して)「現在、スマホの出荷台数は劇的に増えており、スマホの出現により隙間時間の活用時間が増え、可処分時間が増え、この時間の奪い合いになります。その為、当社では電車の移動時間などでも活用できるアプリは何か。ということを考え、その結果...」

・「現在の世の中では、××のような課題を抱えており、その××課題を解決するために...」

 

<プロダクトアウト>

・(当社の場合で言うと)「当社の企業理念は、~世の中から「さみしい」をなくす~で、服装による足切りによって恋愛に失敗してしまうという現象を世の中からなくすことで、結果、世の中のさみしいの数を減らす一助となると考えている。そのため、上級者レベル向けでなく、初心者向けの可能な限り使いやすいファッションサイトを、作りたい!」

・「私は、週に4日ぐらい○○に行き、××をして遊んでいます。この××は現在はまだ趣味ではありますが、この××がビジネスになり、もっとより多くの人がこの遊びを楽しんでほしい!と思い、思い切ってサービスを開始しました!!」

 

という感じだと思います。

このプロダクトアウトというのは、実は周りでおススメしてくれる人というのは少ないと思います。そして、その型を体が覚えてしまい、自分の内なるやりたいことがあるのに、マーケットイン型を続けてしまう。という人が多い気がしています。

その現象の理由を、分析してみたのですが、これはアドバイザー側の肩書にもよると思うのですが

<投資関連・コンサルタントのアドバイス>

(これはしっかりと調査できていないので、あくまで仮説ですが)いわゆる、MBAといわれるような経営について体系的に勉強をされる場合、マーケットイン型の内容が多いのかなと思いました。

※あくまでこれは、web上のインタビューなどを見ている印象ですが「世の中の課題を解決するのがビジネスだ」「市場規模から逆算してビジネスモデルを考えるべきだ」「今、××業界がアツい」というような言葉をよく見かける印象があります。

<経営者の先輩のアドバイス>

これは私自身の実体験なので、そこまで外れていないと思うのですが、仮に誰かにビジネスモデルについて相談されたとしても、

・基本は、「自分のやりたいこと(プロダクトアウト)」を、相手のやりたいことと脳内で勝手に変換してしまい話してしまう。(自分がやれない部分を、託したくなる?)

・マーケットイン型の話の方が、どう考えても頭よさそうに見える(相手のリアクション至上主義/実利度外視主義)

なのかな、と勝手に思っています(笑)

 

ただ、全体の大きな理由としては、

「自分は、どうしてもこれがやりたいんだ!!!」

と心の底から思えるものに、出会うには脳内で一定の決まった思考ルートを経由する必要があるお思っていまして(これに気付くのにすごく時間がかかりましたが...)、一歩間違えると、

blog.egachan.net

にも書きましたが、

 「ホームラン狙い ✖︎ イノベーティブな事業」スタイルの組織のみがスタートアップの成功スタイルであるという考え方

という、「ホームラン狙い ✖︎ イノベーティブな事業」ということが、「自分の中で唯一のやりたいことだ!!」という勘違いを生んでしまう可能性もあると思っています。(もちろん、10年後もそれが本当に心の中からやりたいことだ!と、思い続けれていれば、それは本当のことかもしれませんが。)

私ももともとは市場環境を分析して、狙い撃ちして、ビジネスを当てる!という「手段」自体が好きなタイプだった

最後に、このプロダクトアウトというものが私にとっての「残り少ない人生におけるやりたいこと」であるということに至った経緯を説明したいと思います。

まず前提として、私ももともとは「心の中から湧き出てくるような、やりたいこと!」というのはありませんでした。さらに、ビジネスマンとしてのスキルにも興味があり、色々な本を読みましたし、「分析人間」ですので、

・PV数 → UU → アプリインストール数→ MAU という風な投資家の方が重要視するKPIの変化を、記事などから分析し評価されるKPIや、業界などに寄せに行ったり

・ビジネスのバズワードといわれるものに乗っかかりサービスを考える

ということをし、それが狙い通りヒットすると非常に嬉しかったです。

ただ、「死生観」が変わるにつれ、

・他人の評価の土俵(他人が決めたKPI)の上で頑張ることへの疑問

・一線で働けなくなってから、自分の過去を振り返ったときに、仮に他人の土俵で成果を出し続け、結果手元にすごく沢山お金がある状態よりも、仮に手元に貯金が1円もなくても、自分が心の中からやりたい!と思って作った、プロダクトやサービスが世の中に提供され続けている状態であることの方が幸せであるではないか?という疑問

という、根源的な部分に疑問が沸いてきました。

もちろん、マーケットイン型のビジネスモデルも非常に重要ですし、それが結果的に自分の「心の内から湧き出てくるやりたいこと」と結果的に一致する可能性や、私のように「心の内から湧き出てくるやりたいこと」を続けお金を儲けれないというのは、結果的に逃げであるから、あなたは尊敬できない。といわれることもあるかもしれません。

ただ、繰り返しになりますが、仮に他人にそのように思われたとしても、今の心境としては「自分の残りの人生はもうそんなに長くないんだから、自分の魂の声に従って生きたい!」と思っている。というのが、今の心境です。

 

が、今後どうなるかはわかりませんので、あまり追い詰められているテンションということでなく、ナチュラルに今現在はそう思っている。程度の内容でした(笑)

長文お読みいただき、ありがとうございました!

これは逃げ?進化?30歳を目前にして、「売上だけの話」や「儲かるビジネス」などの話を聞いても、興味が持てなくなってしまいました。

ちょっと記事タイトルだけだと、分かりづらいかもですが、23歳で脱サラをし起業をしてから、経営を通じて色々と大変なことや、感動したことが沢山ありました。

その中で、時を同じくして起業した経営者コミュニティにおいて、今思うと、少しお恥ずかしい話ですが、

「前期、売上どれぐらいいった?」

「最近、うち儲かるビジネス見つけたんだよね!」

というような会話が頻繁に交わされていた時期がありました。(同じ時期に起業すると、よーいドン!が一緒な仲間なので、共通の話題として立ち上げ当初は盛り上がるテーマなんだと思っています。)

※儲かるビジネスと言っても、怪しいものでなく、例えば、ガラケーのサイト作成をする。とか、就活イベントを開催するとか。そういうbtobビジネスの類のものでした。

 

ちなみに私は当時から、非モテ+というSNSサイトを起業前から運営しておりましたが、周りはbtob(法人向けビジネス)がメインの会社が多かったこともあり、いわゆる「売上目標!」というようなバリバリの経営の話などには私は疎い存在で、自社でwebサイト制作の受託業務など一部行っていたものの、基本的には自社サービスの改善や、新サービスのリリースを続けているという日々でした。

ただ結果として、btoc(個人向けサービス)の方はなかなか売上が上がらず、サービスのアクセスは伸び、サービスの質は向上していると思っても、「売上」などの基準に置き換えると、そこは苦しいものがありました。

そこで結果として、

blog.livedoor.jp

のような形でピボットをすることになりました。

ただピボット後は、奇しくもベンチャー界にはファイナンスブームがあり(と、個人的に感じていただけかもですが。)、周りのbtocサービスの運営会社は、売上が上がる前段階から億単位の資金調達をしており、「売上」でなく「ファイナンス」という評価軸などもクローズアップされるという流れがありました。(という風に、個人的には感じていました。)

そういった経緯で、簡単にいうと、同じような時期に設立された会社と比べた時に、「経営」「売上」「ファイナンス」などに対する劣等感を感じ、コンプレックスに感じていた時期がありました。

さらに、当時は(広い意味で)ファイナンスのご相談などを色々な人にさせてもらっていた時期で、極端な表現ですが、ファイナンスのためだけの話をしていると「売上」「営業利益」「経常利益」「純利益」という項目だけで会話をしているような感覚に陥り、私が日常的にしてきた、「こんなサービス作ったら面白くないですか!?」といったトーンの未来の話や、過去の実績についても「売上に現れていない、”価値のあるモノ”」(サービスの質や、世の中に提供している価値や、潜在的なサービスの価値などなど)についてを語っても、暖簾に腕押しな感覚を非常に味わっており、やるせない気持ちになっていた時期がありました。

今思うと、この点は完全に自分が逃げていたと感じていまして、その時に学んだことは非常に大きく活きています。が、当時は相当つらかったです(笑)

この件は結果的に、

blog.egachan.net

blog.egachan.net

などじゃないですが、一定の論理的な整理ができ、自分なりの会計に関する独自のモデルも確立し、自分なりの心の整理はでき、一段落しました。

ちなみに起業後の心境の変化について、詳しくは、

www.egachan.net

にも書いてありますので、よろしければご覧いただければ幸いです<m(__)m>

そんな日々を過ごしてきたのですが、つい最近、心境の変化がありました。

上記の件などに悩みつつも、一段落し、数年生きてきたのですが、30歳を目前にして、新たな心境の変化がありました。

それは最近、私が提唱している、

blog.egachan.net

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にも関連し、30歳を超えてからの「(個人としての)仕事のモチベーションの明確化の重要性」にも繋がってくるのですが、結論から言うと、

「あんなにコンプレックスに感じていた、周りとの(単純な)売上の比較や、規模の比較などに興味が薄くなってきてしまった。」

というものです。

ただ、ここで少し議論が分かれるのですが、「そもそも、他人と競争すること自体が健全でないので、今の心境が絶対的に正しい。」という話もあると思うのですが、ここはバランスだと思っていて、経営者として、「負けん気」が強いことも重要なことだと思っています。また、だからと言って、「自社の成長(売上含め)」に興味がなくなったわけでもないです。

どちらかというと、他社の話を聞いても、比較することができないものに感じ、あまり噛み合わなくなってきてしまったというニュアンスです。

これは、今の自分の心境の変化であるのですが、一方で、客観的に聞いてみると、「それって、逃げなんじゃない?」「単純にタイプとして、ナンバーワン思考から、オンリーワン思考に変わっただけ」という風な考え方もあると思いますし、難しいなー。と思っていますが、現状はそういう風な心持であります。

(最後に)じゃぁ、何に興味があるの?

じゃぁ、何に興味があるかというと、シンプルに言うと、企業理念である「世の中から「さみしい」をなくす」の実現に向け、1日1日を目標達成に向け愚直に歩んでいくことは非常にやりがいがあり、「もう、これしかない!」という感じです。

この心境の変化は、最近気づいた変化でして、根の深い話ですので、人生の先輩方にオーセンティックバーなどでじっくりと、ご指導を受けたい内容です!!ぜひ、よろしくお願いします!