Eコマース設定の「1回のセッションあたりの値」と「ページの価値」って「ページ/セッション」で割りかえした値じゃないんですね!
間違っていた内容
最近、アナリティクスのA/Bテストにはまっています。A/Bテストをする際に、「トランザクション数」と「収益」どちらを「このテストの目的」にするかは、みなさんも悩んでいるんじゃないでしょうか。
その上で、A/Bテストをする際に、「収益」というのを毎時で追っていって気づいたのですが、A/Bテストの「収益」は、凄く額が大きいということに気づきました。
その他、
・行動 > サイトコンテンツ > ランディングページ
でEコマースに変更した後の、「1回のセッションあたりの値」
・行動 > サイトコンテンツ > すべてのページ
の「ページの価値」
など、3つとも、なぜかわからないんですが、「ページ/セッション」(=訪問別ページ数)で割りかえされているのかと勘違いしておりました。
具体的な例
例としては、「トップページ → カテゴリページ → 商品ページ → カートページ → 決済ページ → 確認ページ → サンクスペーシ」
の7ページを経由して、7,000円の商品を購入した際に、「収益」、「1回のセッションあたりの値」、「ページの価値」では、
= 1ページの収益1,000円(7,000円 / 7ページ) / 該当ページのセッション数
となると勘違いしていたのですが、正しくは、
= 7,000円 / 該当ページのセッション数
で、該当ページのセッション数が100だったら、「収益」、「1回のセッションあたりの値」、「ページの価値」は、700円になるんですね。
この話を周りの方に聞いてみたら、50%ぐらい同じ風に考えていたといっていたので、これは共有せねば!と思いました。
上記を踏まえた上で、ミスしがちな分析方法
・行動 > サイトコンテンツ > すべてのページ
の「ページの価値」において、検索ワードに、カテゴリページのキーを入れるとします。
例)
該当URL: http://test.com/category/abccategory
検索ワード: /category/abccategory
と入れ、このカテゴリページのページの価値を見ようとした際に、ページングの際のURLが、
1ページ目: http://test.com/category/abccategory
2ページ目: http://test.com/category/abccategory/2
となっていた場合、購入経路として上記の1ページ目と2ページ目の2つを経由して購入する可能性がありますので、比較対象によっては過剰なページの価値になってしまう可能性があります。
あとは、「目標」設定で「値」を設定している場合は、Eコマースの収益以外も対象になってしまうので、その点も、昔勘違いしておりました。
以上、ぜひ、ご参考になれば幸いです!上記のようなアナリティクスや分析談義好きな方、ご連絡いただけると幸いです(笑)